新潟の名物料理というと、のっぺやわっぱ飯、ソースカツ丼などがよく知られていますが、意外に知られていない料理が「えご」です。「えご」とはえご草という海藻を固めた料理のことで、主に新潟県佐渡、県外では能登半島、福岡で親しまれている食材です。

元々、「えご」は福岡が発祥とされています。九州で大飢饉があった際に漁師が群生していた海藻を煮詰めてつくり、それで人々を飢えから救ったということで「求人(きうと)」と言われていました。そしてそれが能登半島に伝わり、佐渡に伝わったのです。福岡の博多では「おきうと」というのに対し、新潟では「いごねり」と言います。

えごに使うえご草とは赤褐色の海藻です。食物繊維とミネラルが多く、健康にも美容にも良いとされています。そんなえご草を煮詰めた液体を型に流して冷ますと、えごができ上がります。凝固剤を使わなくても簡単に固まるという特徴があるので、自宅でも簡単にできる家庭料理です。

えごでサラリと一杯

えごは一見、こんにゃくのようなゼリー状の塊です。そして、これを食べやすい大きさに切り、醤油や酢味噌など好みのタレで食べます。そして食感はこんにゃくよりも柔らかく、味はさっぱりとして海藻の風味がします。

そんなえごにはやっぱり日本酒が合います。暑い夏場の酒の肴にぴったりです。まず、冷やの日本酒に合うのはそのまま食べるいごねりです。冷やして固めたいごねりを醤油や酢味噌につけるとさっぱりしていて食べやすいので、食欲の落ちやすい夏場でも美味しく食べられます。

この食べ方ならえご草そのものの風味を楽しむことができますが、ちょっと変わった食べ方をしたいという場合は味噌漬けもおすすめです。味噌の味が染み込んでいるので、タレなしでもこれだけで日本酒のお供になります。

また、ビールなどにも合わせて食べたいという時にはえごをスライスし、そこに大葉とチーズ、梅肉を乗せてくるくる巻けば簡単なおつまみの完成です。作り方も簡単なので、誰でも簡単に用意することができます。また、今は市販ですでにこんにゃく状のものがあるので気軽に食べることができます

えごはダイエットにもおすすめ


このように新潟名物にはさっぱり食べれる「えご」があります。健康や美容に嬉しい栄養素を含んでいると共に、日本酒にもよく合うので、おつまみにおすすめです。

また、食欲のない時にも食べやすいので、夏バテ予防にもおすすめです。たくさん食べても太るという心配もないので、ダイエット中の方でも食べることができます。