新潟県西部に位置する佐渡島の「いごねり」というソウルフードをご存知でしょうか。日本海に生息する海藻「いご草」を天日干しで乾燥させ、ゴミを取ってから火加減と水加減に注意しながら煮詰め、薄くのばして固めた食べ物です。「えごねり」と呼ぶ地域もあります。

見た目はコンニャクや羊羹に似ていますが、お菓子ではありません。製造に手間がかかりますが、そのぶん磯の香りが凝縮された魅力的な食べ物になっています。

いごねりの簡単メニュー

いごねりは味をつけていないので、ジャンルを問わず様々な料理に使うことができます。例えばシンプルな調理方法ですが、いごねりをところてんのように細く切り、かつお節やすりおろし生姜、ポン酢や醤油をかけて食べる方法です。他の具材を入れないことで、いご草本来の味を存分に楽しむことできます。

また洋風に料理しても酒のつまみにおすすめです。スライスしたいごねりにモッツァレラチーズ、大葉のみじん切りをのせ、お好みでカットしたミニトマトを添えます。海苔とチーズの相性は良いとされていますが、海藻を原料にしたいごねりも海苔同様チーズと相性が良い食べ物です。食べやすいのでお客様にお出しするつまみとしておすすめです。

またそれを少しアレンジして、プロセスチーズで作る方法もあります。モッツァレラチーズが手に入らない時はこの方法を試してみましょう。大葉にプロセスチーズやハム、トマトなどをくるみます。それを薄くスライスしたいごねりで挟んで、つまようじで刺すだけの簡単な一品料理です。

見た目もカラフルで、イタリア料理のアレンジメニューとして楽しめます。どちらも適度な塩分と脂質がお酒のつまみによく合います。

いごねり自体は洗ってすぐ食べられる、煮る必要がない便利な食べ物です。料理に困った時は、一般的にいごねりには酢みそ合うとされているので、まず酢みそをつけて食べてみましょう。

いごねりは酒飲みの味方

現地の居酒屋でもつまみとしてよく出されています。またお酒のカロリーが気になる方にも、いごねりはおすすめのつまみです。なぜかというと主原料は海藻のみなので、カロリーがほとんどないからです。もちろん油も使っていません。

また豊富なミネラル分が健康のサポートをしてくれます。特にフコイダンが豊富で、フコイダンは胃を守ったり、肝臓機能を高める作用があるとされており、アルコールのお供として理想的です。特にビールなどカロリーが高いお酒を飲む時に最適のつまみです。新潟に行ったらぜひ入手してみてください。