法事を執り行う側としては、日取りを調整したり、法要の案内を関係者に出したり、当日の流れを確認したり…と準備をすることがたくさんあります。

ただ、法事を行う日取りはいつ頃決定すれば良いのか、服装はどうしたら良いのか、など迷うこともあるかと思います。

また、法事に参列する側は、故人との思い出などを巡らせて特別な思いで参列することになるでしょうが、最低限のマナーを確認したうえで参列した方が会に集中することができるでしょう。

今回は、法事の日取りや服装、法要の流れ、そして法要に招待された場合に気を付けておきたいマナーについてご紹介します。

法事の日取りや服装について

法事の日取り

法事の日取りは、実際の命日より前倒しした休日に行うケースが増えてきています。

日取りが決まったら電話や手紙で招待する人に連絡を取り、出欠の確認をします。

一周忌や三回忌など節目となる法要は、遅くとも1か月前までに場所、時間、招く人を決め菩提寺と連絡を取ってください。

次に服装のマナーですが、法事では施主側は一周忌までは喪服を着用するのが、一般的になっています。

三回忌以降は平服でも構いません。

しかし、参列者よりも軽い服装では失礼にあたるので、地味なスーツやワンピースにするのが無難です。

冠婚葬祭の婚の場合はいくら派手な服装でも構いませんが、祭にあたる法事の場合は年を重ねるごとに喪の表現を略していくのが、慣例になっています。

法要の流れ

一般的に寺院で法要を営む場合は、僧侶が入場して読経を行い遺族、親戚、参列者が焼香して一同で墓参りを行います。

自宅で法要を営むときは僧侶を招いて、読経していただきその後に参列者で会食を行います。

自宅での法要や寺院と墓が著しく離れている場合は、墓参りは日を改めて身内だけで行ってください。

会食の場所は寺院の施設や料理店、ホテルなどで、自宅で営む場合は別室に宴席を設けます。

料理を注文する際に法事の会食であることを伝え、慶事用の料理は避けるようにしてください。

また、僧侶などの宗教者にも声をかけて、一緒に食事を行ってください。

法要を簡略化する傾向がある現在では、法要後の会食を省略するケースも珍しくなくなりました

会食を行わない場合は、引き出物に加えて折詰と酒を用意して、法要後に参列者に渡します。

法要が終了したときに喪主からお礼とともに締めの言葉を継げると、スムーズになります。

法要に招待された場合のマナー

法要の案内をもらったら施主側の準備も考慮して、早めに出欠の返事を出すようにしてください。

病気などやむを得ない事情がない限り、出席するのがマナーです。

案内状が一家あての場合は、故人にもっとも近い血縁者かその配偶者が出席するのが一般的になっています。

仏式の法要に出席するときには、故人の霊を慰めるために供える供え物(線香、ろうそく、菓子、果物)や供花を持参して、お供えくださいと言って差し出します。

最近では供え物の代わりに供物料として、現金を包むことが普通になってきています。

供物料は法要の規模や故人との関係などによって異なりますが、香典の5~7割が目安とされています。

供物料の表書きに関しては、法要を行う宗教で違ってきます。

仏式なら「御仏前」、「御供物料」とし水引きは一周忌までは黒白、三回忌以降は黒白、双銀などにします。

神式の場合は「御玉串料」、「御神饌料」、「御榊料」とします。

キリスト教式の場合は、現金を包む習慣はありませんが食事のもてなしを受ける場合は、お花料として現金を包むこともあります。

法要は大切な行事なので、当日は遅れないようにしてください。

参列者は着座して僧侶を迎えるしきたりになっていますので、始まる10分前には会場につくようにしてください。

会場に到着したら施主や家族にまず挨拶をして、供え物を渡します。